薬レビュー

ピーチラックの危ない副作用！6種の生薬すべてを調べてみました

2018-10-16

突然ですが、あなたのお尻は元気ですか？

お尻というのは、もちろんコウモンさんのことです。

お尻が元気じゃない方にはピーチラックという漢方をおすすめします。

なぜなら、ピーチラックには、イボ痔・キレ痔・脱肛痔・便秘に優しく作用する6種の生薬が配合されているからです。

»【生薬製剤ピーチラック《乙字湯》】

通常、漢方に副作用はあまりないようですが、初めて使用する人は不安ですよね。

そこで、この記事ではピーチラックを安心して使っていただくために6種の生薬に含まれる副作用について解説してみました。

ぜひ、ご覧くださいね♪

1 痔になる原因
2 トウキ（当帰）の副作用
3 サイコ（柴胡）の副作用
4 ショウマ（升麻）の副作用
5 オウゴン（黄ゴン）の副作用
6 カンゾウ（甘草）の副作用
7 ダイオウ（大黄）の副作用
8 副作用を調べた結果
9 【ピーチラックの危ない副作用！6種の生薬すべてを調べてみました】まとめ

痔になる原因

「痔」というと一般的には男性に多い病気だと思われがちですが、実は女性も痔に悩んでいる人が少なくありません。

そもそも、痔になる原因ってどんなことなのでしょう。

原因1　妊娠・出産

女性が妊娠・出産で痔になるのは、妊娠により子宮が大きくなり腸の動きを邪魔するため便秘しやすくなるからです。

便秘になると、「う～ん！」といきんじゃいますよね。

それによって、切れ痔やイボ痔に。

また、出産時にも強くいきむことで痔が悪化してしまうのです。

原因2　デスクワーク

デスクワークを長時間続けていると、ずっとお尻は圧迫されてしまいます。

お尻のコウモン付近は毛細血管（細かい血管）がたくさん通っている部分。

つまり、圧迫によって血流が滞ってしまいやすいのです。

また、疲れやすい人やストレスがたまりやすい人も注意が必要。

疲労やストレスで筋肉の緊張が続くと血流が悪くなり、痔にかかりやすくなります。

ちなみに、漢方でいうところの痔は、滞ってしまった「血」つまり「瘀血・おけつ」がコウモンにあると考えるそうです。

お尻を「おけつ」って言うのはここから来ているのでしょうか？

原因3　トイレタイムの確保

出産後のワークママに多いと言われる便秘は痔の最大の原因です。

妊娠・出産後の女性は仕事を復活することでトイレタイムが確保しづらい状態になり便秘しがちに。

便秘になりいきむことによって、コウモンに負担がかかり傷つき、コウモンの周りがうっ血してしまうのです。

また、下痢を繰り返すことでも痔に。

下痢になると、何度もコウモンを拭くことになります。

何度も拭いていると粘膜に傷がついてしまい細菌が感染することで痔を招いてしまうようです。

そんなつらい痔の原因を元から断つピーチラック！

それでは、ピーチラックに含まれている6種の生薬にはどんな副作用があるのか詳しく見ていきましょう。

トウキ（当帰）の副作用

トウキの副作用は、皮膚に発疹・発赤、かゆみ、食欲不振、胃部不快感などが出る人がまれにいるようです。

元々、胃腸が悪い人は注意が必要ですね。

ですがトウキは、女性に多い冷え症や月経不順・月経痛などの婦人病に血流促進効果がある生薬なので痔の原因である血行不良の改善にも効果的です。

また、体力がない人や貧血気味で疲れやすい人にもおすすめします。

サイコ（柴胡）の副作用

サイコの副作用には、皮膚に発疹・発赤・かゆみ、腹痛を伴う下痢、腹痛などがあるようです。

サイコは、人付き合いや仕事でストレスを感じやすい、何か大事なことの前に緊張するという精神的に不安定な人に効果的な生薬なのでストレスが原因で痔になる人におすすめです。

体力がないわけではないけど、精神的な不安から動悸・不眠・便秘などの症状がある人に鎮静、解毒の効果が期待できます。

ショウマ（升麻）の副作用

ショウマの副作用は滅多にありませんが、まれに服用時にむかついたり、一時的に食欲がなくなる人もいるようです。

ショウマは、体の熱や痛みをやわらげる働きがある生薬なので痛みを伴う痔の人におすすめです。

また、皮膚炎の治りも良くする効果が期待できます。

オウゴン（黄ゴン）の副作用

オウゴンに関しては、海外からの個人輸入で摂取した健康食品に肝機能障害の副作用が報告されています。

オウゴンは細菌が出す毒素で発症する腸粘膜の炎症を修復してくれる働きをすることから、腹痛や下痢などに効果が期待できる生薬なので腹痛や下痢を繰り返す痔の人におすすめです。

また、オウゴンとオウレンの組み合わせで頭痛・不眠・精神安定・皮膚病などにも効果が期待できます。

カンゾウ（甘草）の副作用

カンゾウの副作用は過剰摂取による、低カリウム症、高血圧症、むくみなどの偽アルドステロン症があらわれることもあるようです。

また、カンゾウは多種の漢方に含まれているほか、菓子類、調味料や甘味料、タバコにも使われているため過剰摂取には注意が必要。

カンゾウは、筋肉の急激な緊縮によって起こる胃痙攣や胃潰瘍、胃痛、十二指腸潰瘍などの症状を緩和する生薬なので胃腸の働きが悪い痔の人におすすめです。

ダイオウ（大黄）の副作用

ダイオウの副作用には、腹痛・下痢・食欲不振などが挙げられます。

ダイオウは、常習的な便秘や結腸炎、直腸炎、腹痛などの症状をやわらげる効果がある生薬なので慢性的に便秘な痔の人におすすめです。

また、他の生薬と組み合わせることで便秘には絶大な効果があることから「将軍」という異名もあるとか。

副作用を調べた結果

ピーチラックは漢方名を「乙字湯・おつじとう」と言います。

何だか「おつうじ」みたいですよね。

乙字湯も漢方薬であり、薬なら効果もある代わり当然、副作用もあります。

ですが、様々な生薬を組み合わせることで効果が発揮され、副作用を弱めることが可能なのです。　

そのため、正しい用量・用法を守れば副作用を恐れることはないと言われます。

しかし、ピーチラックを服用するに当たっては「体力が中程度の人」という前提があります。

従って、次のような人はピーチラックの服用は注意が必要です。

・体力が低下している

・下痢しやすい

・食が細い

・疲れやすい

・妊娠中・授乳中（服用しないこと）

・5歳未満（服用しないこと）